鹿屋のかんぱち 「みなと食堂」

天気がいい日はドライブだ。
こんな状況下なので、なかなか遠出はできませんが、
地元の中心部から足を伸ばして海沿いを目的地を決めずにドライブするのが、最近の楽しみです。
今日は子供を連れて古江にある鹿屋市漁協まで。
全国でも有数の生産量のある「かのやかんぱち」と近海でとれたエビを食べられる食堂がお目当て。

私の定番はプリッとした新鮮なかんぱちを使った漬け丼。
カンパチの頭が半分ドサっと入ったあら炊きと、味噌汁付き。
漁協が運営する食堂だからこそできるボリュームはここまできた人だけが味わえる一品です。
子供たちにはよく炙った、かんぱち炙り丼をおすすめしてもらいました。

あっと言う間に完食したら、少し漁協周辺を散歩。
平日は市場の中で採れたてのエビを選別する作業が見れたり、
市場のおばちゃんたちから鮮魚などを購入することも可能です。

この日は見えませんでしたが、天気がよければ海越しに薩摩富士と呼ばれる開聞岳の姿も見れます。

ローカルフードストックではかのやカンパチを使った、熟成かんぱちカルパッチョを購入できます。
お手軽に鹿屋の名産を食卓でお楽しみくだい。

ONESTORY


ONESTORYにてLocal food stockの事を少し取り上げていただいています。
Local food stockは運営している「Araheam」のある地元から食を通してローカルを発信する取り組みとして始まりました。
https://www.onestory-media.jp/post/?id=3810
地域に根ざす様々な人たちのストーリーを紹介しているONESTORY、とても興味深いものばかりです。

御岳

鹿屋の北西に連なる高隈山地。
今回はその中にある【御岳】へ。大隅半島が360度見渡せる唯一の場所、と言っても過言ではないと思う。

朝10時、鹿児島市内から車で鹿屋方面へ。【竹亭】で昼ご飯を済ませて【Araheam】に寄り道する。しばらく店内で物色して気に入った植物を買い、店内でコーヒーをゆっくり飲んでから登山口に向かう。登山口までは鹿屋市内から車で約50分。

登り始めは急な階段が続くのでペースはゆっくり目。30分歩くとテレビ塔が目の前に現れる。少し休憩して、息を整えてからまた歩き出し、山頂を目指す。途中、鎖やロープで登るような場所もあるが約1時間で頂上に着く。雨上がりで空気が澄んでいるせいか、すごく近くにあるように感じる桜島。遠くには高千穂峰、開聞岳まで見える。

たくさんの緑に覆われた高隈山地に雨が降り、水を蓄えたりすることで支えられている鹿屋の豊かな風土(FOOD)。山頂でぼんやりそんなことを感じながらバックパックを背負い直し、帰路につく。下山して帰る途中、【江ノ島温泉】で汗を流し桜島フェリーに乗って鹿児島市内へ。

次は【hacci】で弁当を買って山頂で昼ご飯、って言うのもありかもな。

TEXT & PICTURE / YUICHI SUNAHARA

御岳登山口

〒891-2301 鹿児島県鹿屋市有武町

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とんかつ 竹亭

私が勝手に鹿屋のソウルフードとして、みんなに自慢し続けている「竹亭」。

店内がとんかつ専門店の“最終形態”と、私は勝手思っています。
店の中心にオープンキッチンがあって、揚げる人、キャベツを盛る人、味噌汁を作る人、、、と分業されているスタイル。
美味しいとんかつを如何に効率良く調理し、提供するか試行錯誤してできた最終形態。

東京で美味しいとんかつ屋さんに連れて行ってあげると言われて、
連れて行ってもらった「とんき」もこのスタイルで、鹿屋の竹亭が更に誇らしくなったこともありました。

平日のランチ時はもちろん、連休で帰省した時には家族で食べに来るローカルに愛されている名店です。
とんかつが美味しいのは当然ですが、一緒についてくる味噌汁もうまい。
手作りのドレッシングは店員さんに声をかけないと出てこなかったり(けっして愛想が悪いわけではない)、
メニューに載っていない裏メニューがあったりと、何度も通って知ることのできる奥深さがあります。
コロナ期間中は持ち帰りのお弁当にお世話になった、地元民も多いかと。

竹亭を創業した、お父さんのトレードマークの髭がマスクで見えないのが残念ですが、
コロナが収束して、見れるのが楽しみになっています。
鹿屋に来た際にはぜひ一度行ってみては。

とんかつ 竹亭

〒893-0008 鹿児島県鹿屋市西大手町9−15
営業時間
11:30-14:00
17:00-21:30(火曜定休)

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PAPER SKY

先日発売されたPAPER SKY
編集長ルーカス率いる取材チームが鹿屋を尋ねてくれました。

今回は九州4大国立公園を巡って各地の「食」をサンドウィッチで味わう企画。
鹿屋を訪れた一行は、この路の蜂谷さんにサンドウィッチの調理を依頼、
ふくどめ小牧場の肩ロースとその農園でとれたセルバチコ、ダマスクの風の百花蜜、kiitosのチョコレートを、
お隣宮崎県のKODAMAPANのデトックスパンにサンド。

鹿屋のオールスターチームのようなサンドウィッチが掲載されています。

取材チームの旅のパートナーとして来ていた、青果ミコト屋の鈴木鉄平さん、チョークボーイさんとの再会と出会いもあり、
鹿屋の食に魅力を感じ尋ねて来てくれた事をとても嬉しく思います。

ダマスクの風

旅先で鹿屋の出身と言うと、大抵の人が「鹿屋と言えば」で続けて言うのが、鹿屋自衛隊と鹿屋体育大。
その全国的にも有名な“体大”近くにあるダマスクの風。
園長の門倉さんが、山の麓を開拓して切り開いた農園です。

生産しているのはダマスクローズ。
数あるバラの中でも一番香りが良いとされ、バラの女王とも言われるような品種だそうです。
バラの農園に加えて、年間通して様々なハーブや草花を育てていて、いつ行っても綺麗な花を見ることができます。
バラ以外の農園は一般開放してたくさんの人にみてもらいたいという園長門倉さんの粋なはからいです。
いつ行っても農園の手入れに勤しんでる門倉さん、来るたびに変化があって驚かされます。

休憩スペースの小屋の天井には農園で収穫された草花が逆さに吊るされて圧巻の光景。

吊るされた草花のしたでダマスクローズ入りのソフトクリームぜひ食べてみてください。
口の中がお花畑になりそうな良い香りを味わえます。
農園でとれたてのフレッシュハーブティーもぜひ。

また、門倉さんが実生から育てた草花の苗もおすすめです。
ドライブの休憩にぜひ立ち寄ってみてください。

ダマスクの風

https://damask-wind.com/

〒893-0008 鹿児島県鹿屋市西大手町9−15

アクセス
【自動車】
・桜島桟橋(袴腰)から50分(鹿児島-桜島はフェリーで15分)
・垂水桟橋から20分(鹿児島-垂水はフェリーで35分)
・鹿屋市中心部から15分
【バス・徒歩】
・垂水桟橋から鹿屋行で35分、体育大前バス停下車。徒歩約30分(2km)

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荒平天神

「鹿屋に来たらどこにいけば良い?」と、よく聞かれます。
私の答えはここ「荒平天神」、砂浜にたてられた鳥居と、エメラルドグリーンの海が絶景です。
南国の海に憧れて遠くの海にわざわざ行かなくても、鹿屋にはこんなに綺麗な海がある。
植生もユッカやソテツなど、南国特有の植物が自生していて、ある人はここを、ハワイみたいだと褒めてくれるくらい良いところ。

海岸を散歩したら、近くの鹿屋漁港で、タカエビやその日捕れた鮮魚を買うのも良い。
市場のおばちゃんに勧められるままに大量に買ったタカエビは、かき揚げにして食べるのがおすすめ。

荒平天神

鹿児島県鹿屋市天神町4014(県道68号沿い)

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